「育てる革靴」をコンセプトにしています。靴は出来上がったときはまだ完成ではないと考えています。履き込まれ、時に手入れをされ、また痛んだところを修理され、そしてまた履き込まれ…そのような時の流れを経て、履く人それぞれの靴の表情になり、その人だけの「1点モノ」としての靴が完成していくことを願い、この作品を製作しました。果物のオレンジが育って熟れていくように、アッパーの革は、履き込むにつれてグリーンからオレンジ色に表情が変わっていくのをお楽しみ頂けます。