生活必需品の一つともいえるスマートフォンケースを、植物タンニン100%のヌメ革で作製しました。染料は天然のコーヒー豆を使用し、薄いモカ色に仕上げました。普段手に触れるものなので、素材も染料も天然素材に拘りました。素材の質感を活かすため、靴の技術で用いられる「吊り込み」を応用し、縫製のない一枚革の立体にしました。手縫いで一針一針縫うのと同じように、木型に釘を何本も打ち付けながら立体にしています。