古いフランス映画なのか、雑誌なのか、昔の旅行でなのか、年配の女性(おばあちゃん)が小雨の中、傘ではなくビニールのフードで歩いている姿がかわいかった記憶.フランスのリヨン郊外の帽子美術館のアトリエでベルナデットに話したところ、今(2003、4年当時)はもう誰もそんなものかぶってない、確かにチャーミングだったね.そして郊外の小さな町の雑貨屋さんで探し当て、プレゼントしてもらった CAPUCHE PLUIE(雨よけフード)、私のアトリエの引き出しで、ずっと出番を待っていました.ビニールをレザーに置き換えて、CAPUCHE FROIDE(寒さよけフード)を制作しました.ミシンステッチのプリーツはレザー(羊革)の素材感と相まってきれいです.芯地、裏地等を使用せずシンプルに、レザーの持ち味を活かせました.元のチャーミングなデザインが上手く再現出来てるでしょうか.