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Footwear
西洋にはスニーカーという、履けば弾むように歩ける靴がある。そんな噂を聞いた鎖国中の日本の革靴メーカーが想像で作った『すにいかあ』を想定した。 伝統的な革靴の製法(ウェルテッド製法)と材料で作ることにこだわり、二重の底はハンドソーンウェルト式製法で底付。内に反るように挟んだ5mm厚の強靭な本底革によるバネ機構が、歩行時の衝撃を吸収、また、体重移動に伴うバネ機構の弾性力により推進力を生み出す。 昔から高級靴に用いられる、「半カラス」を柄にアレンジし、現代的な個性を演出した。