SMALL LEATHER GOODS
動物の姿を残したレザーというプリミティブな素材に、コンピュータ上で形成された無機質な造形を転写することで、デジタルとアナログの中間地点に位置するものづくりを目指しました。既存の「型押し」や「絞り」といった加工方法を応用し、3Dプリンタで造形した型をヌメ革にプレスして、幾何学的な立体的なパターンを転写するオリジナルのレザー加工技法を考案しました。
3Dプリント型は、各アイテムごとに専用設計です。
財布のようなアイテムでは、たたむための折れ目にあたる部分はパターンの配列を調整し曲がりやすくしています。また完成時に縫い目と重なる位置では、あらかじめパターンの凹凸を小さくして、縫い付けの仕上がりがきれいになるよう工夫しています。