SMALL LEATHER GOODS
「ごたえ」のあるミニ財布を目指した。
小さく薄く軽くを実現する特徴的な形状の札入れ、カード入れ、小銭入れは、機能のパズルを解く様な発見や自分流の使い方を編出す楽しみで「使い応え」を、シンプルな概観と1つのボタンから縦横手前奥に展開する変化、白と多彩という対比による強調と天然の質感が強く現れた部位で地元北海道の『長く厳しい白銀の世界~大地が顔を覗かせ豊かに色づき始める高揚感』を演出し「見応え」を、革の個性と計算された幾何学的な形状との対比で調和を図り全体のバランスを意識した。
パウダースノーは純白のふんわりとした鹿革を、張りと自然の質感が必要な内装は、ベタ張りで補強したタンニン鞣し革で様々な「触り応え」を、収納毎の色分けと見え難い所は明るい色で使い易さも考慮した。