バッグ部門
フューチャーデザイン
サイズ(cm):
H20.5 × W14 × D40
『酒呑大蛇』は、出雲神話の八岐大蛇を現代のプロダクトとして再構築した、日本酒を納めるレザーバッグである。酒によって退治された八岐大蛇を、本作では日本酒を守る存在へと昇華した。造形は島根県の伝統芸能・石見神楽の大蛇面をモチーフとし、石州和紙の面作り技法に着想を得ている。革の立体成形と硬化特性を活かし、有機的な造形と酒瓶を保護する機能を両立。さらに、口を開けて蛇胴を押し込むことで、酒瓶を取り出さずそのまま酒を注ぐことができ、日本酒を味わう時間を特別な体験へと変える。
ブランドとして大切にしている価値観・ストーリー
出雲神話や石見神楽をはじめとする島根県の伝統文化や物語を、革という素材を通して現代へ継承することを理念としている。手縫いをはじめとする手仕事による制作を大切にし、一点一点に作り手の思想や温かみを宿らせながら、革の立体成形や造形表現を追求し、従来の革製品の枠を超えた作品づくりに挑戦している。文化や歴史、物語を体験として伝えて、作品を通じて革という素材の表現領域を広げるとともに、地域文化の価値を次世代へつないでいくことを目指している。使う人が作品を通して出雲神話や石見神楽に触れ、地域文化への興味や理解を深めるきっかけを生み出すことも、ブランドが大切にする価値の一つである。