バッグ部門
フューチャーデザイン
サイズ(cm):
H18 × W27 × D6
紹介サイト:
革製品の経年変化は、本来は使う人の時間がつくるものだ。この鞄では、その時間を職人が先に描いている。製品に仕立ててから一点ずつ手で磨き、角や縁など、これから最も擦れるであろう場所を狙って濃淡をつけていく。隣のパーツに当て紙を差し込みながら磨くため、色によっては一つに一時間近くかかる。キメの細かい牛キップだからこそ、ガラスのような透明感のある艶が立ち上がる。使い込むうちに、先に描かれた濃淡の上へ本物の時間が重なっていく。手持ちと肩掛けの二通りで使え、錠前はつまみを下げるだけで鍵を持たない。小さくても重さのある、持ち主の年月を引き受ける鞄である。