No.0563

フリー部門

フューチャーデザイン

鈴木 忍

個人

レザー・ポップアップ・インテリア
ただ、置くのではなく
大切に預けたくなる場所

サイズ(cm):

H13.6 × W25.6 × D25.6

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作品コンセプト

物や情報があふれる今だからこそ、「自分は何を大切にしているのか?」を問い直す余白を暮らしの中につくりたいと考え、大切なものを預かる革製インテリアを制作しました。牛ヌメ革の可塑性を活かし、切り起こすことで生まれた跡には、生命に由来する革ならではの意味が宿ると考え、大切なものを預かる場としました。手触りのよいピッグヌバックを配し、長く使えるよう交換式としています。造形と色数を抑え、預けられる量を絞ることで、大切なものに気づく「不便益」を生みます。物を預ける日も、何も預けず余白そのものを大切にする日もある。本作は「置く」を「預ける」所作へと変え、大切なものと向き合える時間をつくるインテリアです。

ブランドとして大切にしている価値観・ストーリー
革は、生命と身体に由来し、時間や触れ方を受け止めながら変化していく素材です。その可能性を無駄なく生かし、現代アートで培った視点と革加工の技術を、暮らしの中で使える作品へつなげていきます。技術や美しさだけを目的とせず、自分や他者との関係、日常の行為に新しい意味を見いだせることを大切にしています。使う人によって意味が生まれ、革とともに時間を重ねながら完成していく作品を、少量でも丁寧に届けます。独自性は、目新しさのためではなく、人の心に届くために追求します。便利さとは別の、心のゆとりを届けます。