No.0578

フリー部門

フューチャーデザイン

古澤 拓磨

個人

床革の再定義 Flower Base ・ Shoulder Bag
捨てられる革に、もう一度価値を

サイズ(cm):

H45 × W32 × D20

作品コンセプト

革製品を制作する中で、製品の品質を保つために選別され、行き場を失う床革があります。革に携わる者として、その素材を廃棄することに小さな罪悪感を抱いたことが、この作品の出発点です。

そこで私は、床革を「不要な部分」ではなく、まだ別の価値を持つ素材として捉え直しました。床革に胡粉と樹脂を施し、傷やムラ、素材本来の表情をあえて残しながら、Flower BaseとFlower Base Shoulder Bagへと生まれ変わらせました。

捨てられるはずだった革に、新たな役割と時間を与える。素材を使い切ることだけではなく、廃棄される革そのものの価値を見つめ直すことを、この作品で提案しています。