バッグ部門
フューチャーデザイン
サイズ(cm):
H18.5 × W12.5 × D12.5
平面の革を筒に巻き、底を落として、それだけで鞄にした。縫い目は胴の合わせと底回りにしかない。裁断も構成も最小限で、形はほとんど革の張りが支えている。艶のある濃茶の一枚が、置いたときに真円を保つのはそのためである。中には布で巾着を仕込み、口を絞れば中身が見えない。硬い革の外殻と柔らかい布の内袋という二重構造で、開けたときの印象が外と内でまったく変わる。肩紐は細く、真鍮のバックルで長さを決める。荷物を選ばせる大きさだからこそ、必要なものだけを持って出る日の道具になる。