バッグ部門
ベストプロダクト
サイズ(cm):
H32 × W20 × D10
鹿皮を加工して生まれた羊皮紙「鹿皮紙」を用いて、バッグを制作しました。鹿皮が持つ強度を備えつつ非常に軽い素材であることを活かし、紙袋のような形のバッグに仕立てています。裏地を張ることで耐久性を高めながら天然素材特有の厚みのばらつきを整え、均一な素材へと仕上げました。均一化することで素材の無駄を無くし、製作する側の負担を減らすプロダクトにしました。また、柿は野生動物が山から下りてくる要因となる果実であるため、青柿のうちに採集し柿渋へと加工することで、持続可能な循環を生み出せると考え実践しました。 素材の背景から製作工程まで一貫して見つめ直し、「鹿皮紙(黒)」のバッグづくりに取り組んだ作品です。
ブランドとして大切にしている価値観・ストーリー
僕ら鹿皮紙プロジェクトは、全国で大量に廃棄されているニホンジカの皮を循環の中で活かし、地域資源を未来へ繋ぐことを目的としています。皮を紙へと生まれ変わらせることで自然と人の営みが調和する新しい文化を育てたいと考えています。個体差や傷のある皮でも活用できる鹿皮紙は、多様なユーザーや幅広いジャンルで使われる可能性を持つ持続可能な素材です。日本皮革技術と職人の手仕事を掛け合わせ、レザーと鹿皮紙の二つの選択肢で利活用を広げ、世界基準の新素材と新しい産業の形を育てることを目指しています。