ウェア&グッズ部門
ベストプロダクト
サイズ(cm):
H1.5 × W180 × D65
鹿皮を加工して生まれた羊皮紙「鹿皮紙(黒)」を用いて、封筒型の財布を制作しました。カードが一枚入り、札入れとしても使えるシンプルな構造です。紙のように扱える縫製できる鹿皮紙と革を組み合わせることで、素材が持つ新たな魅力を引き出すことができました。
形状をあえて簡潔にすることで、和装・洋装のどちらにも馴染み、さまざまなシーンで活躍できるプロダクトになると考えています。また黒に染めることで、鹿皮特有の傷や虫跡といった天然の痕跡をそのまま生かし、素材の個性を美しさとして表現できると感じました。
本作品は、鹿皮紙が持つ可能性を日常の道具として示す試みでもあります。
ブランドとして大切にしている価値観・ストーリー
僕ら鹿皮紙プロジェクトは、全国で大量に廃棄されているニホンジカの皮を循環の中で活かし、地域資源を未来へ繋ぐことを目的としています。皮を紙へと生まれ変わらせることで自然と人の営みが調和する新しい文化を育てたいと考えています。個体差や傷のある皮でも活用できる鹿皮紙は、多様なユーザーや幅広いジャンルで使われる可能性を持つ持続可能な素材です。日本皮革技術と職人の手仕事を掛け合わせ、レザーと鹿皮紙の二つの選択肢で利活用を広げ、世界基準の新素材と新しい産業の形を育てることを目指しています。