FOOTWEAR
諺にある「人は見かけによらぬもの」。これを捩り[革は見かけによらぬもの]をテーマに気仙沼で水揚げされ、鞣された鮫の革を使用して手製のマウンテンブーツを作靴した。ブーツのつま先上部にはドロ、埃除けとして使われるフォールスタン(紐に通してある先端がギザギザのパーツ)を付け、ワークブーツのような力強さを表現。一見、外見と表面の深い網目状の凹凸が無骨で硬い革のイメージを醸し出す。しかし、柔軟性に優れ風合いある革で、強い耐水性が備わっているのでリアルな登山や都会でも履けるマウンテンブーツに適した素材である。そして、見た目とは裏腹に柔軟味ある履き心地を感じることができる。