STUDENT
皮革という素材そのものが、有機的というイメージを持っています。その有機的なイメージとは、多くの部分から成り立ちながらも各部分の間に密接な関係や統一感があり全体としてまとまっているイメージです。そして、革はその硬さから形を保ちながら経年変化を経て更に生命を再生するかのごとくその味わいを深めていきます。全体の色を白にまとめたのはそのフォルムを際立たせるためで、面ごとに違った型押しの革を使用することで、違った多くの部分の有機体の集合を感じさせます。0と1が過去のデータから今を創ることに対し、有機体の私たちは未来の憧れから今を作って行きたいです。