コンセプトは、”タンナーから VIVA エゾシカ” です。 エゾシカ革という素材をいかにアピールするかをタンナー目線で考えてみました。手触りが良く柔軟なエゾシカ革ですが、害獣駆除で捕獲されるため野生由来の傷などが多く敬遠されがちです。しかし植物タンニンで丁寧になめした後、銀付きの状態のままでハードワックス加工し深みのある艶とヴィンテージ感を出すことにより、傷も鞄の風合いや表情として取り込むことができています。柔らかく使う度に表情が変わるエゾシカ革とオーセンティックなデザインを組み合わせたマッチングの妙を楽しめる鞄です。