コンセプトは『融合』それは、革そのものの性格と、それぞれのパーソナリティーを活かせる可能性と形の良さだと考えます。またそれらは、デザインのシンプルさと、革の持つ優しい素材感との調和でもあります。当作品の詳細としましては、豚革の持ち味である軽さと丈夫さを活かした本体として用いて型押しし、面積のあるポケットがたわみ過ぎない様に、中央の楕円の柱で支え、形のアクセント兼ね、日本では最大の500円硬貨がポケット内をスムーズにラウンド出来る形状として考えました。また、蓋にはベルト用の牛革を用い、剛性を持たせると共に、デザイン的にも帯状に形のイメージを整える事で、それぞれの革の良さを活かせた作品にまとめました。