BAG
内装と外装、表裏一体だった彼等はお互いの機能に憧れを抱き始める。デザインの対象とならず形式的なものである内装は、人に持たれる事を夢見る。内向的であった外装は取手を移動させ鞄の変形を軽減させる機能に回り、差込錠は好奇心旺盛な内装の持手をサポートする形となった。 抑圧された感情が身体を通し表現された時、それは新しい形態となり解放される。