コンセプトは『人生とともに唯一を楽しむ』。メインには工業革や靴底などに使用され、本来アパレルアイテムから敬遠されていたブルハイドを採用。長く生きることで深く刻まれる傷や皺、荒々しいシボを個性と捉えました。また口金は、革のエイジングの魅力を最大限に引き出すため、空気や人の手に触れることによる経年変化で、様々な表情が楽しめる真鍮製に。創業明治35年かんざし職人だった創業者から5代目まで技術を引き継いでいる職人と共に製作。真鍮板の切断、曲げ、そしてロウ付けまで一つ一つの工程が丁寧な手仕事で行われています。個性豊かな革、飴色に変化する真鍮、共に人生を送る人。全てのエイジングを存分に楽しめるバックです。
ブルは昭南皮革、まち・ベルト類は栃木レザーと日本製の皮革素材をフル採用。縁の下の力持ち存在だったブルハイドの傷や皺、シボをデザインの一つに。また強い個性とバランスを取るために、真鍮素地の口金を使用。金属の経年劣化ではなく、経年変化と共に革と永く付き合えることも目的とし、真鍮製を使用しています。日本の技術の存続危機となる昨今、私たちクラフターが新商品を開発することで、職人たちの技術の存続も願えます。