昨年グランプリを頂いた作品の後継作になります。
今作では、ハンドメイドによる可愛らしさ・優しさのイメージが強い刺し子に対して、真逆のハードでクールな印象を持たせることで、刺し子に新しい可能性を見出だしました。
複数の刺し子柄を幾何学的に切り替えることで『タトゥー・刺青』に見せ、ネオトライバルを表現。
コンビ鞣しの黒い牛革を使用し、最後に洗いシワ加工を施すことでワイルドでヴィンテージな仕上がりになっています。
着用後に刺し子の糸が切れた際に修理しやすいように、両袖に6本の修理用ファスナーを完備。服としては珍しい『修理を前提として考えられた服』であり、より長く愛用できます。
パンチング加工の規則正しい穴に刺し子を施し、パンチングレザーに新しい可能性を見出だしました。
パンチングレザー刺し子は、時間さえあればどんな過酷な環境でも取り組める最高の暇潰しです。
日本人は、人に誇れる個性を持っている人が少ないそうですが、空き時間を有効活用することでこんなに素晴らしい物が作れます。人目を気にせず、ヤル気さえあれば、個性はいくらでも磨ける事をこの作品から伝えたいです。