応募作品

橋本 啓佑

個人

部門
フットウェア
カテゴリー
ベストプロダクト
作品名
vintage
キャプション
シン・コードバンを使用した
ダービーシューズ
靴のサイズ(cm)
25.0
紹介サイト
 

作品コンセプト

長く愛される靴は単なるファッションアイテムではなく、職人の技術や歴史、そして持ち主の思い出が詰まっている。
過剰なまでに物が溢れている日常の中で、1足の靴を大切に履き、傷や擦れが、その靴に個性を与え、時代を超えて継承されていく事で、のちにヴィンテージと成る。そんな想いで制作しました。

地元姫路を代表するタンナー新喜皮革のシン・コードバンを使用し、デザインはどのシーンでも履けるように、と作りやすさを考慮し、シンプルに設計しました。
靴用に開発されたシン・コードバンは従来のコードバンより足当たりが柔らかく、足に馴染みやすくなっています。

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

受け継がれていく靴をテーマとしているので靴のデザインはシンプルにしていますが、作りはハンドソーンウェルテッドの十分仕立てで、何度も修理して履き続けられるように制作。
 爪先には削れ防止のプレートを銅板から切り出して槌目加工をし、いぶし加工を施しました。履いていく事で削れて下地の色が出てきて革底との経年変化がマッチしていく事を狙いました。
革底には子孫繁栄、長寿を意味する唐草模様の意匠を取り入れた。

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