預ける人も受け取る人も楽しめる宅配ボックスがあれば良いなぁと思ったのがきっかけです。
ただの箱ではなく、開けてみたいけど、開けたらヤバそうだなと思わせる重厚さや不気味さを出すために、普段は選ばないような型押し革を使いました。
実際に人間に襲いかかるモンスターなら、少し太ってて柔らかい方が生き物らしくなると思い、不規則に綿を詰めています。
舌の部分は蓋に連動して動くようにしたり、大きな荷物の時には外したりできるようにするなど、宅配ボックスとしての機能にもこだわりました。
世の中に革を使った個性的な宅配ボックスがたくさんあったら、もっと楽しくなるのになと思います。
運ぶ人、受け取る人、双方にとって必要不可欠になった宅配ボックス。
玄関に置かれた宅配ボックスは大切な荷物を預かると同時に、家の顔になりつつあります。
そんな宅配ボックスに個性を持たせるために、ストーリーを吹き込みました。
革の持つ表現力は、驚きや触りたくなる衝動を与えるとともに、使う人の想像力を刺激するため、宅配ボックスが無機質で退屈な箱では無くなりました。