水に濡れた鱗がキラキラと光る
自由を求めた強き人魚姫のためのドレス。
結婚式の場で革製品は「動物の死」を連想させるとされ、避けられてきた。しかし、時が経つにつれ風合いを変え、時を刻むレザーは、これから唯一無二の関係を築く2人の門出に相応わしいのではないか。
いつか「当たり前」が変化し、未来でレザーについて新解釈がなされた時、結婚式を彩るのはこんなドレスであってほしい。
人魚の先駆となった泡姫と、未来への想像を重ね、次世代を想うドレスが生まれた。
現在、日本では結婚式の場でワニ革やヘビ革などをはじめとして殺生を連想される革製品は忌避されています。一方で、レザーが持つ格式の高さ、素材としての強さ、エイジングの魅力は花嫁へ力強く末永く続く未来へのエールを送ることができると考えます。
これから先、様々な解釈が生まれ、花嫁が革を纏う時、その1番最初のドレスを想像しました。このドレスがステンドグラスの光を受ける未来は数百年後か、数十年後か、あるいは。