子どもの頃おばあちゃん家で見つけた裁縫箱。
開けた時に馴染のない色や形の何に使うか分からない道具や材料。
あの時感じたワクワクをローファーという箱に詰め込みました。
ベロとウェルト部に「まち針」
タッセルに「チロリアンテープ」(ワンタッチで取り外し可能)
サドルの両端に「ボビン」と「ボタン」
履き口に「巻き尺」
中敷きには「糸とおし」を埋め込みました。
どのパーツも見たことある馴染ある道具の特徴を生かして
ローファーに彩りを加えました。
革はアンティークな裁縫箱をイメージしてマルヒラのモストロを使用。
カラーバリエーションが豊富なため、かかと部分はパッチワークでカラフルにしました。
モストロはタンニン鞣しでありながらカラーバリエーションが豊富で
自分の得意とするパッチワークで色を表現するのにとても適した革です。
昔からあるカラフルで可愛いデザインの手芸道具と組み合わせることで
懐かしく感じるが新しいデザインを生み出せたと思います。