応募作品

古賀 照美

チェインギャングレザー

部門
ウェア&グッズ
カテゴリー
ベストプロダクト
作品名
スマホ&ウォレットショルダー『絢爛』~kenran~
キャプション
祇園の芸舞妓の正装「黒紋付」と
繧繝縁が奏でる日本の美の融合
サイズ(cm)
H10.5 × W20 × D5

作品コンセプト

今回の作品は祇園の芸舞妓の正装である黒紋付をイメージし、赤黒金の3色で表現しました。
革は最初から漆黒の革を使わずに、1人の少女が舞妓になり、やがて芸を磨いて芸妓に育っていく姿を表現したかったので、最初は表面を白く覆うワックスが経年変化により艶が増し、やがて漆黒の革へ成長していくマニッシュ革を使用しました。
赤の部分には、かつては天皇や皇族しか使うことを許されなかったという繧繝縁が作品に重厚感と格調高さを与えてくれました。
現代人には必要必須となった携帯電話とお財布をセットにした今どきのアイテムを、古き良き日本の美と融合することで改めて日本の伝統の素晴らしさを作品を通して感じけたら幸いです

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

日本の伝統美とレザーが融合した物を作りたい。そう考えた時に浮かんだのは祇園の芸舞妓でした。
そこで芸舞妓の正装「黒紋付」の重厚感と、格式の高さと品格を感じる日本の伝統工芸品の最高峰のひとつの繧繝縁の華やかさを融合させてみました。
白っぽい革が優雅な漆黒へと変化する革は、少女が芸を磨き、やがて高貴な芸妓へと成長していく姿を表現しています。
この作品を通じて、日本の美の奥深さを体感して頂けたら幸いです

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