日本には何百年と続く祭や世界に誇れる名画がいくつもあります。文化やアートを残していくことは、とても「エコ」とはいえない大きなエネルギーが必要ですが、「未来につなぐ」ことはそれ以上に意味があり重要なことであると考えます。
これら自分が興味のある祭文化や絵画を作品に表現したい という想いから創作しました。
Tシャツは、人肌に似た見た目とするため、縫い目が見えないようにし、題材にした絵画を有する禅寺もデザインに取り込んで、和彫の様な柄を描き染めました。革製の木札には禅の「○△□」を、ハンガーにはTシャツの背と対となる龍を描いています。
創作は自分自身の探求であり、自分にとっての「禅」なのです。
扱いづらい皺や傷のある部分を積極的に使用しました。脆く、縫い難いところもありましたが、スキンステッチであれば見た目を崩すことなく縫い穴の位置をある程度調節できるため、大判のパーツを確保できない場合でも対応できる可能性を感じました。
穴あき部分を敢えてデザインとして使用することもでき、「最初から廃棄する部分」というものをなくすことができました。
文化・アート×禅をテーマに創作を継続したいです。