本革靴のコンセプトは『わたしなりの革新』です。
シュータン全体を表に出すことでこれまでにはない、まったく新しいデザインを目指しました。一方でタン回りには調整するための余地を残してあり、オーソドックスな革靴として履くことも可能となっています。
日常生活と隣合わせに環境問題がある昨今、お洒落を楽しみたいけれど、アイテムを数多く買い揃えるのは抵抗がある…なんて人も多いのではないでしょうか。単純に着回しが利く、エコロジーな素材を使っている、というのとはまた別のベクトルで、ファッションの悩みに足元から寄り添いたい。そんな自分なりの願いを込めて仕上げました。
サステナブルが求められる時代にもファッションを存分に楽しむ、その一助となれるようにカスタム性のある本靴を作りました。
着目したのはシュータン。通常靴の内側に隠れて当然のパーツが、この一足では外観を大きく変える主役となります。タン全体を外に露出させれば全く新しい無二のデザインに。内にしまえば従来の革靴らしいフォーマルなアイテムに。時には半分だけを露出させる、なんて一風変わったアレンジも可能です。