金魚の中でも比較的に身近で、美しい琉金をモチーフに、「文化越境」をコンセプトに作成した鞄です。金魚は一年を通して販売、飼育される身近な魚で、誰もが金魚すくいなどで目にします。海外でも飼育は勿論のこと、宗教や風水などにも深く関わり、多くの国で愛されています。国が違えば考え方や接し方が違えど、親しみから近くに置くことは共通であり、愛らしさ、美しさ、手軽さが万人を引き付ける理由のように思います。誰もが使う鞄は利便性も大切ですが、大切に使うことも重要です。鞄がより一層愛用されるには、国を超えた愛らしさと文化的背景が必要不可欠であり、これはその体現でもあります。