幼少の頃、母は兎の人形に服を作ってくれた。服はヒラヒラとしたマリーリーンの花のようで、見ていると心がワクワクとした。この時からヒラヒラとした形に、幸せと華やかさを感じるようになった。ウェディングドレスを見ても白くてヒラヒラとしたものには幸せと華やかさを感じる。世界は華やかであって欲しいと漠然と思う。植物が綺麗な花を咲かせるのも私と同じ願いからかもしれない。求愛する鳥達が自分を華やかに見せるのも未来への憧れからだと思う。兎の服を見た時のワクワクした気持ちや、世界は華やかであって欲しいと漠然と思う気持ちは、潜在的に組み込まれた生命の願いなのかもしれない。この鞄はそういう生命の願いを形にした。
マリーリーンの花のようにヒラヒラとした形に、幸せと華やかさを感じる。ウェディングドレスを見ても白くてヒラヒラとしたものには未来の幸せと華やかさを感じる。世界は華やかであって欲しいと漠然と思う。植物が綺麗な花を咲かせるのも、生命として私と同じ願いからかもしれない。世界は華やかであって欲しいと漠然と思う気持ちは、潜在的に組み込まれた生命の願いなのかもしれない。この鞄はそういう生命の願いを形にした。