この暖簾は、嬉しい・楽しい時は、笑顔を出迎えたり、勢いのまま触れられたり、悲しい時は、涙を受け止めることもあったかもしれない。
元々暖簾は、客が帰りに手を拭くことがあり、汚れているほど繁盛しているとされていた。加えて、革やインディゴ染めも使えば使うほど、使用者の個性が溢れてくるものである。
共に暮らすことで、貴方がどれほどの経験を積んできたきたか、その軌跡を見える化し、今までの日々を振り返ることが出来る。
現代人は、生き急いでいる印象なので、家でゆっくりする。立ち止まって、自分が今まで頑張ってきたことを、振り返る時間があってもいいのではないかと思い、その1つの方法として、革暖簾を考えました。