応募作品

藤本 接美

兵庫県立姫路工業高等学校

部門
学生
作品名
ちまき
キャプション
日本は包むことで礼を尽くす。
そこに神聖さを見出す。
サイズ(cm)
H12 × W20 × D85
紹介サイト
 

作品コンセプト

日本人は昔から「包む」という行為を通して相手に礼を尽くし、包まれるものに礼を尽くし、このような心の在り方を大切にしてきました。また、日本の芸術の発展は、神々への奉納がその元になっていると言われているので、作品は神聖なものと捉えることができます。私はデザインを学んでいますが、作品に取り込む誠実さ、神聖さを忘れないように、作品を入れるアジャスターケースを革で作ったちまきで包むことにしました。ちまきの葉で包むということは、邪気を払うという意味もあり、中に入っている作品を神聖なものとして扱うことが出来ます。神聖なものづくりのへの思いは、創作できることへの感謝の気持ちを忘れずにいることが出来ます。

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

日本の国は、ものづくりをすることで発展してきました。世界での日本製品の評価は、性能がよく壊れにくいというものです。これは製作者の誠実さや真面目さ、使う人のことを考えた優しさ等が重要とされているからです。今後も日本のものづくりが世界で高い評価を得るには、創作できることへの感謝の気持ちや、神聖なものを神聖なものとして意識できる精神的な高さ、心の美しさを求めることを忘れてはいけません。

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