金属板でしかない無機質なスマホ、しかし電源を入れると、そこにはゲームやSNS、興味と好奇心をくすぐる情報にあふれている。人はまるで何かにとりつかれたかのように手放せなくなる。そうなると、人は現状で本来すべき大切なことができなくなってしまう。それを防ぐためにスマホを封印したいと思った。とりつかれないようスマホを無機質なまま封印するため、有機的な余韻が残る革で、革のお札と革のケース、南京錠でそれを封じ込めることにした。スマホを使えるようになるその日まで、革に包まれ静かに眠っていてもらおう。
またその日が来たときはお札をはがし中にある鍵で封印を解こう。
今の現代社会の中で必要不可欠となっているスマホ、それを封印することによってデジタルデトックスを行えるようにしました。ただ使わないようにするのではなくお札をはがし、中の鍵を使いファスナーを南京錠でとめる。このようなアクションがあることによって使わないようにする時に少しばかりの楽しさが生まれデジタルデトックスを始める前の不安な気持ちや心配などが緩和されると思いこの作品を作りました。