いたがきを創業する原動力になった「鞍ショルダー」は、創業者・板垣英三がそれまで培ってきた技術と想像力を振り絞り、1年半という時間をかけて精魂込めて開発したいたがきの第一作目の鞄です。
57個にも及ぶ細かい革パーツを立体的な美しいフォルムへとまとめ上げる作業はまさに熟練のなせる業でタンニンなめしの革だからこそ表現できる造形美と、革の一片も無駄にせず、見えない部分にも様々な工夫を凝らしてパーツを組み合わせる構造は、この革の全てを知り尽くした職人だからこそ辿り着くことができた、完成度の高い いたがきの代表作です。