普段ヌメ革のお腹部分は繊維が荒くて伸びやすく、製品作りにおいて忌避されがちです。ですがその伸び易さを利点と捉え、水で濡らして伸ばしつつ、破けないギリギリの範囲で立体造形をしました。
作品のテーマを「野菜」として、それぞれの野菜から動物を連想してファンタジックな世界を作りました。子供から大人まで、見て頂いた方が笑顔になって頂ければ幸いです。
各作品はピンで固定してあるので壁画として飾ったり、バッグや服に付けてお出掛けすることも出来ます。
ハギレとして使われない部分の有効活用を考えて今回の立体造形の技法を用いました。木やプラスチックではなく革を使って動物を表現する事で、動物本来の質感や温もりを感じ取れます。リアル過ぎず、コミカライズ過ぎない造形により見て頂いた方の想像性を刺激したいと思いました。