応募作品

家成 宣紀

個人

部門
フリー
カテゴリー
フューチャーデザイン
作品名
希求
キャプション
漉き屑の可能性を求めた
革の表情豊かな絵画作品
サイズ(cm)
H50 × W40 × D2.5
紹介サイト
 

作品コンセプト

革漉きで出る漉き屑。これらは使用用途が無く捨ててしまうのが殆ど
その粉々の革を使い絵画のような作品にしました。革の繊維が独特な凹凸を生み、温もりだけでなく革の面白さを伝えてくれる。染料や絵の具などを用いることで、革の雰囲気を粗々しくも滑らかにも変化させ表情豊かにしてくれる。
モチーフはコウノトリのクラッタリング。
真上を向いてクチバシを鳴らす姿に、私には何かを求めて叫んでいるように感じ、それが革の可能性を求めている自分と重なりました。
革は捨てるところ無く工夫次第でさらに活かすことができる。革の可能性をもっと追い求めて欲しい。そんな願いを込めた希求を楽しんでもらえたら幸いです。

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

革をとことん活かしたい、その思いでこの作品を作りました。漉き屑をより粉々にし、絵の具などを混ぜる事で粘土のように扱うことができます。
これにより技術も専門知識も必要無いため、子供でも気軽に遊ぶ事ができます。革に触れる事で革の温もりや面白さを感じ、革に興味を持ってもらえる一つの機会になるのではないでしょうか。誰でも気軽に楽しめる革の新たな価値となれば幸いです。

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