コンセプト:命の循環
宮城県石巻市の牡鹿半島で害獣として処分された鹿の革を使用しています。
牡鹿半島の鹿は野山を駆け巡っているので傷が多いのが特徴です。
革を無駄なく使うため傷を避けずにパーツ取りを行なっており、傷も含め作品の特徴としました。
つま先部は鹿の頭を、ひも穴パーツは鹿の角を、革の銀面床面を組合せ色も含め鹿をイメージ。
インソールには牡鹿半島のシルエットを焼き入れ、つま先部から切り出した鹿の頭の端材はキーホルダーとして、牡鹿半島の鹿の魅力をシューズ全体で表現しました。
鹿の命から鹿モチーフの靴へ。
野山を駆け巡っていた鹿に代わりこのシューズで野山を駆け巡りたいとの想いを込めました。
東日本大震災以降、宮城県石巻市には鹿の生育頭数が急増。
害獣として埋設処分される鹿が増える中で狩猟した鹿を革や食肉に活用する狩猟作家さんの活動に共感しこの革を譲っていただきました。
鹿の命をいただく責任として革のロスを最小限にパーツ取りしています。
アッパーの鹿革、ライニングの豚革共に都内タンナーの植物タンニン鞣し。
害獣革活用と環境への配慮を行った、原皮も鞣しも100%国産のシューズです。