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「素材の可能性は無限大」だと考えます。同じ素材である人は財布を、ある人はカバンを作る、私はケーキをつくります。革でこんなものも作れるんだと、感じていただけたら嬉しいです。違う素材を扱っている人も固定概念に囚われず可能性を追求すれば、今までにないもっと面白いものが生まれるかもしれません。作品のモチーフはウェディングケーキモチーフのアクセサリーケース、いつか革ケーキでどなたかの幸せのお手伝いをしたい。
例えばこの作品を結婚式で使った場合、作品は思い出の一部となり、きっと大切にするでしょう。ケーキの中には思い出のアクセサリーを収納したり。やがて子供が産まれ、少し大きくなれば作品を見ながら一緒にこんな事があったんだよ、と、大事な思い出を伝える事ができます。もしかしたら受け渡されるかもしれない。生き物の命の副産物が形を変えて、作品となり、後世に語り継がれる光景を想像するとわくわくします。