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革の流通や製作過程で生じる革端材を活用して製作した作品です。
コロナ禍で各々が苦境に立たされている中、「日本の伝統」「日本製品の細やかさ」に注目し、改めて日本の良さを考えたいと製作しました。牛を構成するのは、日本の伝統文化の一つである「切り絵」と、古くより使用されている「伝統文様」です。作品の「青海波」という文様には、無限に広がる穏やかな波に未来永劫と平和な暮らしへの願いが込められています。
今作品は温室効果ガスの排出量の削減に配慮した作品です。
革の流通や製作過程で生じる革端材を活用することで廃棄物の減量を図り、結果として温室効果ガスの排出量を削減できるのではないかと考えました。
薄く脆弱な床革も切り絵として活かすなど、本来使い道が限られる端材や床革を主役にした環境に優しい作品です。