尾崎 暁嗣
美r
サイズ(cm):
H9 × W18 × D1.7
東西南北を護る霊獣、四神。
そしてそれらを束ね、中央に顕現する黄龍。
この作品は、それぞれの神獣を一つの革に刻み込み、持つ人の“内なる意志”を護る存在として生まれました。
私自身、かつて心の闇の中にいた時、革に触れることで少しずつ救われていきました。
命ある素材に手を加え、形にしていくことで、自分自身も少しずつ再生されていった――
この財布には、そんな“再生”への願いも込められています。
革という命に神獣の姿を宿らせ、
揺れる時代の中でも、持ち主の中心に静かに黄龍が立ち続けるように。
それが、この作品の祈りであり、役割です。