木下 慶子
個人
サイズ(cm):
H67 × W35 × D10
作品作りに使いやすい革、使いづらい革を日々判断することがある中で、どんな革でも美しいのにという気持ちがあり、使いづらい部位ということでハギレになった革を主役にしたいと思い、作成しました。
ハギレ同士をスキンステッチで繋ぎ合わせて1枚の革にしてからあずま袋を作成し、作品の形にしてから染料に付け込んで染色しました。
どんな表情の革でもそれを生かすことのできる作品があると考え、繊維の緩い部分が多いことから古くから手ぬぐいなどで作られていたあずま袋のやわらかい雰囲気をイメージしました。