平田 結愛
兵庫県立姫路工業高等学校
サイズ(cm):
H4 × W10 × D20
私は和風なものを好みます。和というものに静かで落ち着いた様子を感じます。
そこには美しい秩序が備わっていて、何も考えなくても無心の中で心が元の形に戻って行くような時間を感じるからです。それは静的な祈りといえるのかもしれません。
美しいものを創り出すことは奉仕であると聞いたことがあります。なぜなら美しいものを見た時、その感動で悪いことができなくなるからです。
美しい青いバラは実際には存在しません。私の心の中に表象としてのみ存在します。これを形にすることは奉仕であり、動的な祈りなのかもしれません。
このバラを、和を感じさせながら形にしようと思い、青いバラのかんざしを作ることにしました。