応募作品一覧

革の厚みを調整する際に発生する「床革」は、近年では活用方法が少なくなっていますが、可能な限り革をゴミにしない努力として、床革を積層にして圧着した「積み革」を作りました。そのブロックを、木の器等を製作する際に使用する木工旋盤で削り出し、ペッパーミルを製作しました。革はその性質上、飲食関連のグッズを作るのが難しい素材なので、積み革の作品はオブジェ的要素の高いものが多いのですが、本作品は挽かれる前の胡椒が磨き上げた革の面に触れるだけなので、水分が染みたり、革のクズが出ることもなく、実用性の高い飲食関連アイテムを作ることが出来ました。（製作協力：木工ヤマニ／長野県）