古田 光
billknocks
サイズ(cm):
H28 × W26 × D10
革とは何か。かつて命だった革は、人(生物)と物(無生物)の間を取り持つ“緩衝材”ではないか。生と死の境にあるからこそ、人や物に寄り添い変化する。革の在り方を見つめ直すことが今回の出発点でした。この鞄は人(生物)がAI(無生物)を活用しアイデアを補う事で生まれる、新たな可能性を提案をする為に作られました。自然な質感の革と伝統製法による手作りの温もりは”生の記憶”。デザインや機能は”無生の記憶”。生物と無生物が共生するイメージで作製しました。またQRコードから、鞄が生まれるまでのAIとの対話ログを閲覧できます。境界に立つこの鞄は、生と無生、感性と構造が共存し物作りの未来に新しい問いを投げかけます。
ブランドとして大切にしている価値観・ストーリー
失われつつある昭和の鞄作りの技術を継承し、現代の思想やデザインを取り入れた、懐かしくも新らしい作品を生み出すブランド。