『人皮装丁本』という、人間の皮膚を材料に装丁を施された本から着想を得て、人が歩き紡ぎ出す物語を、靴が装丁しているというイメージでこの靴を作りました。革という素材を用いる事でのみ得られる、生き物の生々しい質感を表現しています。 “絵画を描くように”、“物語を紡ぐように”、靴を作りたいと思い、職人を目指しました。私の靴が、履いてくださったお客様にとって、主人公のように輝く自信を持てる助けになるように。そんな靴を作っていきます。