クラシカルな形状で、かつてはイギリスで楽譜を持ち歩くために使われていた、ミュージックバッグといわれる1本手の独特な形状をモチーフに、特別に小さな、女性用のバッグをデザインしました。パーティなどで持っていくとき、必要最低限のものがきちんと収まります。素材は、肉厚な国産ヌメ革の銀面を擦って平らにし、顔料を薄く塗り重ねた繊細なマットガラス加工を施した革を使用し、裏地を一切使わずに、厚みとヌメ革ならではのコシ感を生かし、1枚の革で贅沢に仕上げています。色味も、限りなく黒に近い、濃く深みのあるミッドナイトブルーに仕上げ、大人の女性像をイメージしました。サイズは小さくとも、コバも難しい透明でしっかり磨き上げるなど、丁寧なものづくりに妥協はありません。素材、デザイン、機能の全てに、しっかりと取り組んでいく、メイドインジャパンのものづくりを感じていただければ幸いです。