コンセプトは アナログです。 スマートホンやタブレットの普及で「読書」の概念が大きく変わりました。 読みたい本を何冊も持ち歩く必要もなく、指でページをめくる必要さえもなくなりました。 そんな今、敢えてアナログな活字を読むためのブックカバーを製作しました。 切る・漉く・貼る・縫う のすべてを手作業としました。 この作品の背表紙部分のベルトは本を片手で持つ際、甲にカバーをフィットさせ本を安定させるために使用します。 内貼りには和柄の素材を使用し、外観と異なるイメージに仕上げました。 素材自体には手を加えず、使い込むほどに味の出る「革」を楽しむ作りとしました。