「グラブを履く。」
ボールを受けることに研鑽を重ねる歴史の中で生まれた、あくまでも補強要素であった野球グラブ特有の加工“ハミダシ”。
この洗練された加工方法に機能美を見出し、ベーシックな外羽根短靴に落とし込む事で、時代に左右されない普遍的なデザインを目指しました。
アッパーにはグラブレザー、その他のパーツには革靴本来の感触を保つための元来の素材を使用し、グラブ作りと靴作り、それぞれの作り手の手仕事によって生まれた靴です。
グラブメーカーShipadoの「グラブの技術を用いたレザーアイテムを作りたい」という思いから生まれた、シューズブランドtomorkaとの共同製作です。
情報共有だけではなく、実際のものづくりを通してコミュニケーションする、そのような革産業のカテゴリーを越えた未来のものづくりの発想の礎(いしずえ)となる期待を込めました。