長野県内で駆除された鹿革を飯田市でなめし、千曲市で作品を製作しています。
藍染は明治44年創業の「浜染工房」による本藍壺染による型染め、あんず染めは千曲市の50年以上歴史のある絵絣作家「更科花織工房」により染められています。素材から作品が仕上がるまですべて長野県内で収まる完全地産地消の作品。
長野県は本州で最もニホンジカの被害が多く、弊社ではこの長野完結型のサーキュラーエコノミーを関係する企業に産業をもたらし継続するために「信州エシカルプロジェクト」を掲げ活動しています。
作品は関係する企業が手と手を取り合い同じ方向を向いて協力し、産業と共にサイクルして行ける様にデザインしております。
上記で述べたように駆除した内の20%程度は食肉と活用され、革としては殆どが捨てられている状況です。長野県はもちろん他県でもジビエレザーに向き合い活用する事が今後の日本に必要になって来るのではないでしょうか?また、伝統工芸にも目を向けると時代と共に衰退し、無くなっていく現状が分かります。太古から続くものを守ることもSDGSであり、新しいものを生み出すと同時に必要な活動になると思っております。