この作品は、超現実主義と言われる芸術運動を参考に制作しました。超現実とは、「強度の現実」を意味し、思考の裏側にある無意識の世界を表現する、というものです。そこで、夢の中の不調和な世界・自由で不可思議な世界をバッグで表現しています。
持ち手は、目と太陽の二つのイメージを合わせた形にし、曖昧な記憶を表現しています。
胴板は、持ち手の見方によって様々に想像できるよう、シンプルな球体にしました。
持ち手と胴板を繋ぐチェーンは細身なものにしたことで、遠くから見ると球体が宙に浮いて見えるようにしたところがポイントです。