MENU

応募作品

選定作品

斉藤 慎二

EMA株式会社

部門
フットウェア
カテゴリー
フューチャーデザイン
作品名
表裏一革
キャプション
表面に傷がある廃棄革の裏面を
再利用した国産革スニーカー
靴のサイズ(cm)
23
販売サイト
 

作品コンセプト

生き物を扱って作っている以上どうしても避けて通れない傷。銀面の品質がよくても傷があることでその部分は廃棄対象となります。二次利用がないかと小物や販促品などを作っていますが、生産量が増えることで販促品を作る以上に廃棄が出ています。
そこで銀面が綺麗な部分は肉面も品質が良い物が多くこの面を使用して商品を作って行こうと思ったのがキッカケです。
品質は変わらないのに、製作過程でどうしても余ってしまう端切れや廃材、そのままだと捨てられる「もったいない」レザー。
無駄な廃棄を減らすため、クラシックモデルスニーカーにし従来の価格よりも抑えて商品化できますので、理解いただけるお客様にとってもお得に感じます。

日本の皮革素材を活用した新しい価値の創造、テーマ性、時代性について

高品質に高価格。ブランド力には必要としていた時代でしたが、その裏では廃棄がどの業界でも問題となっています。我々のような小さな会社では特に廃棄によるロスがとても問題です。もちろん品質の良い物を作ることは前提としておりますが、しっかりとお客様と説明できる環境で普段よりお得に購入できるのであれば問題なく販売できています。自社で販売することでお客様との信頼も築きこのような製品を作り環境にも配慮しています。